テキストサイズ

完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第11章 実周さんと財前さんのお話②


フワフワな卓郎の髪が俺の指股を刺激していく――――…


「風呂上がりの卓郎…いい香りがしますね」



耳元に口を近づけて囁くと卓郎はくすぐったそうに肩をクイッと上げる


「///誰だってお風呂上がりはいい香りがするもんですよ?財前だって…

明日は休みですか?私は…休みなんです…」




最後の台詞が恥ずかしさのあまり聞き取りにくくなる――――


「ん?最後の方が――――…聞き取りにくくて…もう一度言ってください」



つい…意地悪したくなる――――…でも、優しく頭を撫でながら聞き返す



「///明日は…財前休み?泊まっていって欲しいんだけど――――…ダメか?」



「フフフ――――休みだよ?泊まっていいのか?」



卓郎の耳が真っ赤に染まっている――――…



大人なのに…学生の様な反応をしてくれる…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ