完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第11章 実周さんと財前さんのお話②
流石に…卓郎も俺もいい年をとっくにすぎていた訳で――――…
体の酸いも甘いも知っていた…
卓郎が大学を卒業し今の会社に就職して少なからず誰かとは体を重ねていたのは承知の上だったのだが――――…
「///じゅ…準備してきから――――…」
まさか、処女ではなかったとは…驚いた
ま――――俺も人のことは言えないが…
「お風呂で準備してきたんだ…卓郎はエッチ期待していたんですね」
「///財前と一緒の時はいつだって期待ばかりしてるよ…俺は…///」
――――…こう言うところが…可愛いって言うんだろうなぁ
「でも、準備のしかた誰に聞いたんですか?元カレですか?」
「///元カレなんていたことないよ、…そう言う店の人に聞いたり――――…」
こちらの世界に引き込んでしまったのは申し訳ないが…卓郎に手解きしたヤローに腹が立つのは
ワガママだろうか?