完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
でも、ダメだった…
彼は――――…結局…
私を裏切った…
「――――…雷華…ごめん…
でも、雷華なら大丈夫だよ!俺より、稼げるし、頭いいし…おまけに美人だし…
こんな、底辺な男といるより…絶体…いい人が現れるよ…な?」
なにが――――…な?――――だ…
付き合ってからは…ことあることに…
「俺なんかと付き合ってくれてありがとう…」
「また、奢らせてごめん…」
「こんなデートしか出来なくてごめん…」
とか、
私は――――…
そんなこと…一言も言ってないし…思っていもいなかったのに…