好きにさせて
第9章 理由
「おいで」
身体が泡だらけのまま
茜を呼ぶと
茜は恥ずかしそうに
俺に近寄った
「ほんとに恥ずかしいんだけど…」
茜はタオルで身体を
隠したままやったけど
俺はそのまま
茜にシャワーをかけ
タオルが濡れて
身体にぴたりと張り付いた上から
茜の胸に手を置いた
「綺麗な身体してんのに
なんで恥ずかしいんや」
タオルの上から
柔らかな胸を揉み
親指で乳首をさすると
茜はキュッと唇に力を込めた
「茜、ここあんまり出てないねんな。
出してやらんと
出てこうへん」
そう言いながら
もっと指でさすると
茜が俺の名前を呼んだ
「尚…」
「ごめんな(笑)
つい触ってしまうねん。
身体…洗うてやるわ」
シャワーをおいて
ボディソープを手に取り
両手で少し泡立てから
タオルを押さえたままの
茜の肩を洗いはじめた
肩や首
腕を洗ってやると
茜はくすぐったいのか
クスクス笑うてたけど
俺が胸元に手を下げていくと
今度は黙って俺から視線を外した
「タオル、邪魔やな」
そう言って
茜の手を下げさせると
茜はヘソ辺りで手を止め
タオルで下半身を隠した
もう
何回も見てるし
何回も
舐めてんのに