好きにさせて
第10章 好きにさせて
痙攣が落ち着くと
起き上がろうとする茜を制し
俺はまた
茜の中を攻め続けた
「もう…だめっ…」
「だめやないやろ?」
だめやない証拠に
茜はまたいってしまい
痙攣の後
身体をぐったりとさせていた
「大丈夫か?」
「…ん……大丈夫
でも
おかしくなりそう」
そんな茜が愛おしくて
俺は茜の足の間に膝まづいたまま
茜を抱き起こし
茜の胸に
甘えるようにして
茜を抱きしめた
あぁ…
茜を抱きしめると
心が溶けそうになる
好きで好きで
好きで…
どないしたらええんや
「尚…」
「ん?」
「私のしたいこと…してもいい?」
え?
茜の胸に埋めてた顔を上げて
茜を見つめると
茜は
俺の頰をそっと撫でながら
「座って」
と囁き
茜はゆっくりと立ち上がり
「ねぇ、ここに座って」
と、俺に
椅子に座るよう促した
「あぁ…かまへんけど」
腰を下ろして
茜を見上げると
茜は
すっ…と俺の足の間に
膝を立てて座り
俺のはだけた浴衣の間に
手を入れた
「どないした…茜?」
そう聞いても
茜は黙ったままで
茜の手は
太ももを辿ったあと
俺の硬くなったものを
捉えた
「ぁぁ…」
茜の細い指で
竿を撫でられ
手のひらで
袋を揉まれると
なんとも言えない声が漏れた