好きにさせて
第17章 最終章…好きにさせて
不思議がる茜を車に乗せ
俺は前からずっと
気になってた店の前に
車を停めた
「さ、着いたで」
車を降りて
茜の手を握り
その店の前に立つと
茜は
俺が欲しいもんが
もう分かったみたいで
ちょっと
目を生き生きとさせた
「尚…」
「猫より犬の方が好きやねん」
そう言うと
茜はぎゅうっと
俺の手を握り返しながら
「私も!」
と、無邪気に笑ってみせた
そんな笑顔を見たのは
久しぶりで
俺まで嬉しくなる
自動ドアが開き
中に足を踏み入れると
何匹もの
なんとも可愛らしい子犬が
めちゃめちゃ綺麗な瞳で
俺達を見つめる
「くっそ
マジで選ばれへんな(笑)」
「ほんとね……どの子も可愛い…」
茜は
いつの間にか
俺から手を放し
ガラスに顔を寄せて
子犬たちを眺めていた
「ペットOKの部屋借りたからな
安心して選んでええで」
腰をかがめて
食い入るように子犬を見つめる
茜の側に顔を寄せ
茜が気に入ってそうな子犬を
俺も見つめながら
そう言うと
茜は
ものすごく
嬉しそうな顔で俺を見つめた
「私が選んでいいの?」
「もちろんや
茜が
ママになるんやから」
完結
あとがきは
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俺は前からずっと
気になってた店の前に
車を停めた
「さ、着いたで」
車を降りて
茜の手を握り
その店の前に立つと
茜は
俺が欲しいもんが
もう分かったみたいで
ちょっと
目を生き生きとさせた
「尚…」
「猫より犬の方が好きやねん」
そう言うと
茜はぎゅうっと
俺の手を握り返しながら
「私も!」
と、無邪気に笑ってみせた
そんな笑顔を見たのは
久しぶりで
俺まで嬉しくなる
自動ドアが開き
中に足を踏み入れると
何匹もの
なんとも可愛らしい子犬が
めちゃめちゃ綺麗な瞳で
俺達を見つめる
「くっそ
マジで選ばれへんな(笑)」
「ほんとね……どの子も可愛い…」
茜は
いつの間にか
俺から手を放し
ガラスに顔を寄せて
子犬たちを眺めていた
「ペットOKの部屋借りたからな
安心して選んでええで」
腰をかがめて
食い入るように子犬を見つめる
茜の側に顔を寄せ
茜が気に入ってそうな子犬を
俺も見つめながら
そう言うと
茜は
ものすごく
嬉しそうな顔で俺を見つめた
「私が選んでいいの?」
「もちろんや
茜が
ママになるんやから」
完結
あとがきは
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