好きにさせて
第4章 約束
《中三の秋》
「藤沢〜帰るでー」
中三になり
俺の部活が終わってしまうと
藤沢と俺は
頻繁に保健室で落ち合うようになった
「あ、来た!」
藤沢はいつも
俺の顔を見ると
カバンを手に持ち
椅子から立ち上がる
その時の
茜の笑顔が
俺は
好きや
「はい、お疲れ様。
気をつけて帰るのよ?
じゃ、野崎くん
ちゃんと藤沢さん
送っていってあげてね」
「ほーい」
「あ、ねぇ
先生気になってるんだけど」
「なんですか?」
「二人、付き合ってるの?」
先生のその一言で
俺の心臓は
バズーカ砲で撃たれたように
ドカンと音を立て
一気に身体が熱くなった
焦った俺は
急いで
「そんなわけない!」
と言おうとしたけど
俺より先に
「付き合ってなんかないです!
野崎くんは友達です!」
と、藤沢の声が
保健室に鳴り響いた
「クスッ(笑)そうなんだ。
じゃ、また明日ね。
さよなら」
「は、はい。
さよなら、先生。
野崎くん、行こっ」
「お、おう」
「藤沢〜帰るでー」
中三になり
俺の部活が終わってしまうと
藤沢と俺は
頻繁に保健室で落ち合うようになった
「あ、来た!」
藤沢はいつも
俺の顔を見ると
カバンを手に持ち
椅子から立ち上がる
その時の
茜の笑顔が
俺は
好きや
「はい、お疲れ様。
気をつけて帰るのよ?
じゃ、野崎くん
ちゃんと藤沢さん
送っていってあげてね」
「ほーい」
「あ、ねぇ
先生気になってるんだけど」
「なんですか?」
「二人、付き合ってるの?」
先生のその一言で
俺の心臓は
バズーカ砲で撃たれたように
ドカンと音を立て
一気に身体が熱くなった
焦った俺は
急いで
「そんなわけない!」
と言おうとしたけど
俺より先に
「付き合ってなんかないです!
野崎くんは友達です!」
と、藤沢の声が
保健室に鳴り響いた
「クスッ(笑)そうなんだ。
じゃ、また明日ね。
さよなら」
「は、はい。
さよなら、先生。
野崎くん、行こっ」
「お、おう」