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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

「いえ、気にしないで下さい」

「ほら、隼もお兄ちゃんにお礼を言いなさい」

「お兄ちゃん、助けてくれてありがとう~
とても、格好良かったよ♪」

男の子は、落ち着いたらしくすっかり泣き止んでいた。

「あはは、怪我がなくて良かったぞー♪」

男の子と男の子の母親は、護君にもう一度お礼を言って商店街を抜けて行った。

僕と護君は、このまま本屋に向かって歩き出す。

「いやぁ、護君かなり強かったね!
それに、男の子が言ってたとおり格好良かったし♪」

「別に、そんなことないっすよー」

◇腐乱書店◇

「やった、残り1冊だ♪」

BL本の新刊コーナーで、僕好みの本が残り1冊だったのですぐに手に取った。

「イケメン生徒×童顔教師♪」

しかも、好きな漫画家さんのだから余計に嬉しい♪

「そうだ」

護君が他の新刊のBL本に見とれてる隙に、新刊のBL小説を1冊を手に取る。

「僕は、買う本決まったよ」

「俺もっす♪」

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