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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

「それで、僕達に開けるの手伝ってほしいわけですね」

「了解っす」

僕と護君は、寮長と一緒に物置小屋のドアを開けようとする。

「何これ、ビクともしない…。」

「ドア取り外して、新しいドアを取り付けた方が良いっすよ」

「うーん…。」

護君に言われ、寮長は考え込む。

「そうだ、犬飼君!
取り外しの費用削減のために、空手でドア壊してくれないかい?」

「わかりました
明人先輩と寮長は、少し下がってて下さい」

護君の指示で、少し後ろに下がる僕と寮長。

「すぅー、はぁー…。」

深呼吸をして、護君は空手の構えを取る。

「はあぁぁぁッ…!」

次に、右の拳に力を溜めながら物置小屋のドアを睨む。

「せいあああああッ!!」

そのまま勢い良く拳で殴ると、ドアが粉砕されて破片があちこちに飛び散る。

「生のドア破壊、初めて見たけど凄い…。」

「犬飼君、ありがとう!」

護君がドアを壊したあと、寮長は護君にお礼を言う。

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