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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

「はい、これ手伝ってくれたお礼だよ」

そう言い、寮長はズボンのポケットから1枚のカードを取り出し、護君にカードを渡す。

「おぉ、図書カード!」

「良いんすか?」

寮長が、護君に渡したのは1枚の500円分の図書カードだ。

「おかげで、取り外し費用は浮いたしね
日暮君にも特別に」

同じく、ズボンのポケットから図書カードを取り出して、僕にも1枚の500円分の図書カードを渡す寮長。

「口止め料だよ
きみ達に、図書カードあげた事は他の子達には内緒だよ?」

「わかりました」

「誰にも言いませんよ」

ラッキー、これで本買うのに500円分得した♪

「えへへ♪」

護君の方を見ると、図書カードを見ながらかなり喜んでいる。

「それじゃあ、僕達はこれで」

「寮長、図書カードあざーっす!」

「うん!」

僕と護君は、寮長と別れて寮の中へ戻る事にした。

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