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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

◇腐乱寮2階・212号室◇

「護君
はい、これ」

僕は、さっき本屋で買ったBL小説を護君に差し出す。

「これ、俺が買うか迷ってたBL小説なんすけど!」

護君は、食い入るようにBL小説を見る。

「僕、持ってるけど
護君の棚チラッと見たらなかったから、入寮祝いって事でプレゼントだよ♪」

「えっ、でもそんな悪いっすよ…。」

遠慮しようとする護君。

「気にしなくて良いよ
それに、お互いに初めての腐男子友達になった記念でもあるし♪」

本当は、腐男子友達の記念がメインで入寮祝いは、オマケなんだけどね。

腐男子友達が出来たのは、本当に良かったって思ってる。

さらに、嬉しい気持ちでいっぱいだ。

それに、どっちかの理由だけだったら、きっと受け取ってもらえないと思った。

「明人先輩、ありがとうございます!」

ニカッと笑顔で、僕にお礼を言う護君。

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