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腐男子仲間から恋人へ

第2章 ~同室生活~

BL小説を受け取る護君の表情が、見る見る笑顔になっていく。

「明人先輩、本当にありがとうございます!
この小説、未来永劫死ぬまで大事にします♪」

「未来永劫死ぬまでって、オーバーだな~(笑)」

そんなに、嬉しかったのかな?

「先輩ッ…!///」

「うわっ」

護君は、急に僕を強く抱き締め出した。

「護君、ちょっと……く…苦しいよ…。」

「あっ、すみません…。」

僕が苦しんでるのに気付き、パッと僕から腕を離す。

「すみません、嬉しさのあまりつい興奮して…。」

「気にしなくて良いよ♪
誰だって、そういうのあるでしょ♪」

「明人先輩…あと、ちょっとお願いが…。」

「ん?」

お願いって、なんだろう?

入寮祝いだし、もう1つくらい何かプレゼントするか。

「時々で良いんで、先輩のこと抱き締めて良いすか?」

「えっ!?」

護君の予想外のお願いに、僕はビックリする。

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