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腐男子仲間から恋人へ

第3章 ~再婚で増える家族~

◇京橋・京橋レストランの前◇

レストランの前に着くと、1人の男性と1人の男の子が立っていた。

「明子さん」

「照人さん」

名前で呼び合ってるって事は、この人がお母さんの交際相手か。

第一印象は、穏やかで優しそうな人。

照人さんと呼ばれた男性は、僕の方を見る。

「この子が、明人君?」

男性は、お母さんに向き直って聞いた。

「そうよ」

すると、男性は嬉しそうに再び僕の方を見る。

「初めましてだね
きみの事は、明子さんからいろいろ聞いているよ!」

男性は、笑顔で手を差し出してくる。

「きみのお母さんと、お付き合いさせて頂いてる夜月照人です
よろしく♪」

「息子の、明人です
よろしくお願いします」

僕と照人さんは、握手を交わす。

「ほら
照実も、明人君に自己紹介しなさい」

照人さんに言われ、照実と呼ばれた男の子が前に出て僕に手を差し出す。

「あの、初めまして…。」

少し、緊張している様子の男の子。

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