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腐男子仲間から恋人へ

第3章 ~再婚で増える家族~

~明人の回想・数年前~

◇七曜(しちよう)家の前◇

「よいしょっと」

「これで、2階の荷物は全部終わりっす」

「よし、1階担当の班を手伝って来て」

「わかりました」

引っ越し業者達が、七曜家の荷物をトラックに、順番に積んでいく。

「お母さん、もうすぐだね」

「そうね…。」

少し元気なく、返事をするお母さん。

お父さんの浮気が原因で離婚になり、お父さんと父方の祖父母からそれぞれ多額の慰謝料をもらい、僕とお母さんは引越しをして新しい家に住む事になった。

七曜家には、お父さんが残って浮気相手の女を住まわせるみたいだ。

◇日暮家の前◇

「今日から、ココで2人で頑張って暮らそうね…。」

「うん」

引越し後、今現在暮らしてる所は快適だった。

近所の人達は、優しくて良い人達ばかり。

転校先の中学でも、良い人達ばかりですぐに友達も出来た。

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