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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

◇京橋レストランの前◇

京橋レストランの前に着くと、照実と照実の友達らしき子が先に着いていた。

「お兄ちゃ~ん!」

「照実、ゴメン
待たせた?」

「ううん、今さっき着いたとこだよ~」

照実は、僕のそばに来ると友達の方を見る。

「壮馬(そうま)君、この人が話してた僕のお兄ちゃんになる、日暮明人さんだよ」

壮馬君と呼ばれた子は、僕に一礼をして口を開く。

「照実から話を聞いています
初めまして、照実と同じクラスで友達の山口壮馬(やまぐちそうま)です
以後、お見知りおき願います」

「日暮明人です
よろしくね、壮馬君」

壮馬君か。

褐色系で、礼儀正しくて良い子ってのが第一印象。

「今日は、お会いするのを楽しみにしてました」

「僕もだよ」

壮馬君って、本当に礼儀正しい子だな。

「それじゃあ、中へ入ろっか」

僕と照実と壮馬君は、レストランの中へ入った。

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