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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

◇京橋レストラン◇

「照実と壮馬君
今日は5000円分の食事券あるから、3人で合計5000円までなら好きなの頼んで良いからね」

「は~い」

「照実のお兄さん、ありがとうございます」

僕達は、それぞれ料理を注文する。

「照実のお兄さん」

「ん?」

「照実から、完成披露試写会のチケットの件を聞きました
この御恩、一生忘れは致しません」

そう言って、僕に頭を下げる壮馬君。

「ははは(笑)
あと、お兄さんなんて堅苦しい呼び方じゃなくて、明人で良いよ」

「かたじけないです、明人さん」

壮馬君って、何か武士みたいな子だ。

「お兄ちゃん
壮馬君って、剣道かなり強いんだよ」

「そうなんだ」

そういえば、壮馬君は鞄以外にも竹刀袋も持ってたな。

「それに正義感も強くて、頼りになるし自慢の親友なんだ~」

「照実、恥ずかしいからそんなに言わなくていい」

「えへへ、ゴメン♪」

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