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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

「とりあえず、自分の分と明人先輩の分の計6冊っと」

BL新刊コーナーで、自分の分3冊と明人先輩の分3冊を掴んでレジに向かう。

会計時に、袋を別々にしてもらって会計を済ませてアメニイトを出た。

◇JR天王寺駅構内◇

「さてと、腐乱寮に戻って今日買った新刊読みながら、明人先輩の帰りを待つとするか♪」

俺は、改札をくぐってホームに向かった。

◇イオン茨木店3階◇

―明人視点―

「お義父さん、お母さんありがとう!」

お義父さんからの誕生日プレゼントは、気になった服とズボンをそれぞれ何着か買ってもらい、お母さんからは靴を一足買ってもらった。

「そういえば、照実は?」

周りを見ると、照実の姿がない。

「お兄ちゃ~ん!」

「照実?」

後ろを振り返ると、右手にどこかの店の袋を持ちながら笑顔で、こっちに向かって歩いて来る。

あぁ、めちゃくちゃ可愛い。

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