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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

◇腐乱寮1階・玄関広間◇

-護視点-

「犬飼君、そういえばさっきニュースでやってたんだけど」

再び、玄関広間に行くと寮長に呼び止められる。

「最近、この辺で
若い男子学生を狙い、わいせつ行為や強姦行為を働く不審者が現れたんだよ」

「そうなんすか?」

「うん
犯人は、若い男子学生の処女を狙うみたいなんだ
特徴は、白いマントに赤とピンクの衣装に白と肌色の仮面を付けて、自分の事を男子処女仮面と名乗っているんだって」

「そんな、変わった変態って実際にいるんですね」

世の中には、いろんな変態がいるんだなって改めて思った。

「犬飼君は、心配ないだろうけど
また、ここの玄関広間にも広告の紙を貼っとくよ」

「……。」

俺の中で、何か胸騒ぎがしてきた…。

多分、大丈夫だろうけど…。

「寮長、時間までには戻るんで少し散歩して来ますね」

「うん、わかった」

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