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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

逃げる僕を、男子処女仮面は追いかけて来る。

「あぁ、もうすぐ新たな処女が僕のモノになる!
処女、処女、処女っ、しょ~~~~~じょッ!!」

気持ち悪い程に、男子処女仮面のテンションが上がっている。

「とりあえず…!」

僕は、再びスマホを取り出した。

◇JR腐乱駅前◇

-護視点-

「ん?」

JR腐乱駅前に着いたのと同時に、スマホの着信音が鳴る。

「明人先輩からだ」

俺は、通話ボタンを押す。

「もしもし?」

『はぁ…はぁ…護君、助けて!』

「明人先輩、どうしたんすか!?」

もしかして…。

『ゴメン、護君からのメール
腐乱寮に向かって歩いてる最中に気付いて、その直後に男子処女仮面に遭遇して…!』

やっぱりか…!

「先輩、大丈夫なんですか!?」

『腐乱寮に向かって、逃げてる最中だったんだけど…。
途中で、小学生の男の達数人が前から歩いて来るのが見えて、巻き込まない為に違う道から遠回りしてるとこ!」

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