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腐男子仲間から恋人へ

第4章 ~明人の危機と迫る変質者~

「先輩、今どこら辺すか!?
周りに、何か目印になるモノとか!」

『何か、路地に入っちゃったみたい…。
人の気配もないし…。』

人の気配がない路地か…。

「じゃあ、どの辺りで遠回りを実行しました!?」

『腐乱小学校の裏門付近にある、郵便ポストの前を左に曲がった道だよ』

「わかりました!
今から、俺も向かいますので何とか逃げ切って下さい!」

俺は通話ボタンを切り、とりあえず腐乱寮の方向へ走り始める。

◇道中・路地◇

-明人視点-

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」

「純潔な処女よ、待つのだ!
その汚れを知らない甘美な処女を、僕に差し出すのだ!!」

ったく、しつこいなぁ…!

それに、一言一言が虫唾が走る程に気持ち悪い…!

「処女処女処女処女処女しょじょショジョ~~~~~!!!」

「気色悪い処女厨の変態だ…。」

護君、お願い助けて…!

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