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「斗真くんは社長さんか～。
景気良さそうな顔してるもんな～。
ワシの若い頃にそっくりじゃ～」

「じゃ、山さんも相当おモテに
なられたでしょ」

「言うね～。元気な頃は5人の愛人を
抱えてたよ～。いや～参った、参った～」


……私ですら下の名前で呼べていないのに。


「5人は凄いですね。同じ男として
尊敬します」


もぉ……山さんったら
本條さんに気を使わせちゃって。


「ま、女たちに理解があったからな。
ワシはそこに甘えてただけじゃ」