桜花楼の恋
第8章 明かされた正体
・戸塚side
北山の部屋へ入ったとたん
河「おいそこの侍、どういうつもりだ?ちゃんと説明しろ」
物凄い剣幕で食って掛かる河合、しかし先様はそれには全く見向きもせず。
横「戸塚太夫だね?」
戸「そう…だけど‥」
河「聞いているの!」
五「よせ郁人」
横「あいつの傍へ行ってやってくれない」
戸「‥‥っ」
言われて駆け寄ると。
北「とっ…トッツー」
戸「大丈夫?」
ギュッと俺は、震えているその身体を強く抱きしめる。
すると━
横「改めて名を名乗らせて貰う俺の名は横尾渉、尾張藩家老の嫡男だ」
河「なっ!?」
五「尾張だって!」
塚「あの徳川御三家、筆頭の!?」
北「‥‥っ」
嘘…だろ。
横「訳あって身分を隠していた事を深く詫びる」
河「それってどういう理由で?」
横「河合郁人」
河「なっ、なんだよ」
横「そう急くんじゃない、これから全て話して聞かせるから」
河「くっ」
横「が、その前に翔、亮太は来ているな」
シュッ!
高田「はい」
山本「ここに控えております」
丸山「隆平も共に」
にっ、忍者!?
あげく突然現れた黒装束の3人にみんな驚いてしまって。
が、千賀だけは。
千「丸ちゃーん!」
丸山「おう、ニコッ」
知り合いなの?
横「ハッシーは、どうしている?」
山本「仰せの通り全てを話し今は自分の部屋で眠っております」
横「そう」
話したって何を?
横「お前らは外で誰もここへ近づかないよう見張っていてくれ」
3人「かしこまりました」
シュッ!
ニ「わったー」
横「大丈夫、心配しないでニカ ニコッ」
二階堂、君はぜんぶ知っていたんだね?いつから。
横「よし、これでいい」
五「随分と警戒するんだな」
横「五関晃一」
五「なんだ?」
横「酒屋の若旦那、ニコッ」
五「お前、俺達のことまで調べたの?」
横「ふっ」
塚「なんの為に?」
横「塚田僚一、その歳にして師範代になれる程の腕を持ちながら何ゆえ誰にも仕えない?」
塚「仕えたい主君がいないからさ、クスッ」
横「なるほど、フッ」
えっ!?塚ちゃんって、そんなに強いんだ。
横「さて、まず何から話そう」
河「勿体づけず早く言え」
北山の部屋へ入ったとたん
河「おいそこの侍、どういうつもりだ?ちゃんと説明しろ」
物凄い剣幕で食って掛かる河合、しかし先様はそれには全く見向きもせず。
横「戸塚太夫だね?」
戸「そう…だけど‥」
河「聞いているの!」
五「よせ郁人」
横「あいつの傍へ行ってやってくれない」
戸「‥‥っ」
言われて駆け寄ると。
北「とっ…トッツー」
戸「大丈夫?」
ギュッと俺は、震えているその身体を強く抱きしめる。
すると━
横「改めて名を名乗らせて貰う俺の名は横尾渉、尾張藩家老の嫡男だ」
河「なっ!?」
五「尾張だって!」
塚「あの徳川御三家、筆頭の!?」
北「‥‥っ」
嘘…だろ。
横「訳あって身分を隠していた事を深く詫びる」
河「それってどういう理由で?」
横「河合郁人」
河「なっ、なんだよ」
横「そう急くんじゃない、これから全て話して聞かせるから」
河「くっ」
横「が、その前に翔、亮太は来ているな」
シュッ!
高田「はい」
山本「ここに控えております」
丸山「隆平も共に」
にっ、忍者!?
あげく突然現れた黒装束の3人にみんな驚いてしまって。
が、千賀だけは。
千「丸ちゃーん!」
丸山「おう、ニコッ」
知り合いなの?
横「ハッシーは、どうしている?」
山本「仰せの通り全てを話し今は自分の部屋で眠っております」
横「そう」
話したって何を?
横「お前らは外で誰もここへ近づかないよう見張っていてくれ」
3人「かしこまりました」
シュッ!
ニ「わったー」
横「大丈夫、心配しないでニカ ニコッ」
二階堂、君はぜんぶ知っていたんだね?いつから。
横「よし、これでいい」
五「随分と警戒するんだな」
横「五関晃一」
五「なんだ?」
横「酒屋の若旦那、ニコッ」
五「お前、俺達のことまで調べたの?」
横「ふっ」
塚「なんの為に?」
横「塚田僚一、その歳にして師範代になれる程の腕を持ちながら何ゆえ誰にも仕えない?」
塚「仕えたい主君がいないからさ、クスッ」
横「なるほど、フッ」
えっ!?塚ちゃんって、そんなに強いんだ。
横「さて、まず何から話そう」
河「勿体づけず早く言え」