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それは、数分間の沈黙の後だった。



北「あの…よ‥」



北山が、言いずらそうに口を開いたのは。



北「俺…も‥」

藤(現)「えっ」

北「同じ…だ‥ﾌｯ」

藤(現)「なにが？」

北「だからお前は俺のもん、たまにはイチャイチャ…うっ」

藤(現)「北山？」



そっ、それって。



藤「なっ、なんだ？なにを２人して見つめ合っている」



うっせぇ、黙ってろ。



北「ぁ…とっ、取り合えず仕事‥終わってからな」



ダッ！



藤(現)「ちょ、おい何だっていうんだよ」

河「あらら行っちまった」

戸「ｸｽｯ」



と、そのとき。



「藤ヶ谷、藤ヶ谷、どこにいるんだってば」



どこからともなく聞こえてきた声。



「藤ヶ谷あぁーっ」



それも、間違いなく北山の声で。



藤「あいつが俺を呼んでいる」



今度はいったい？



藤「俺の北山が」

橋「若さま？」

藤「帰るぞハッシー､ﾆｺｯ」



へっ？

そして、とつぜん目の前に広がった光りの空間。

その中へ━



藤「どうやら、お前にはお前の俺には俺の北山がいるらしい､ﾌｯ」

藤(現)「‥‥っ」

藤「お互い添い遂げようぜ、ずっとな ﾆｺｯ」



そう言って、２人は入って行き。



河「あいつら一体どこから来たんだ？」

戸「さぁ、過去からだったりして ﾌｯ」



そうかもしれない…



桐山「そんな所で何やってるんリハ始まってまうで」

河「おっと急げ」

戸「行こ藤ヶ谷、ﾆｺｯ」

藤(現)「あぁ」



お前も頑張れ、ﾌｯ

過去・現代・未来と別々の世界のようだけど実は繋がっている。

どこの世でも人は想い合い絆を深め、きっとあいつもそうなんだと。

ふとそんな事を思いながら、メンバーや仲間たちの元へと向かった。

今の世を、あいつらと共に生きて行くために。




終わり