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・戸塚side

しかし、本当に驚いたよ。

まさか、店の人たち全員を連れて来るなんて思わないじゃん。

それから━



戸「そういう、あっ、ことんっ、だったんだ」



でも、そんなふうに考えてくれてたなんて凄く嬉しい。



戸「あっ、河合」

河「だから暫くは夜しか」

戸「いいよ、その代わり、はあっん」



グチュ、ぬぷっ！



戸「きっ、来たら、いっ、ぱい、可愛が、あっ、て」

河「こんなふうに？」



ズゴッ、ズゴッ！



戸「んあっ、そっ、あっいもっとぉーっ」

河「トッツー」



翌朝、再び福ちゃんと辰巳って人がやって来て。



河「と、いうわけだ」



河合は今、俺達が抱えている問題を２人に話して聞かせる。

すると━



福「ふっ、参りましたね」

河「何が？」

福「誇りに思います自分の主が、こんな器の大きな方だったって事に」

河「いや、そう言われると照れちゃうなぁ俺」

福「ｸｽｯ」

辰「それが叶えば彼は幸せになれるんですか？」

河「もちろん」

辰「分かりました全力で手助けさせて頂きます」

河「頼む」



そして…



河「宏光と雄大を引き合わせる前にトッツーの口から上手く事情を話して貰いたいんだけど」

戸「いいよ」

辰「宜しくお願いします」

戸「大丈夫あいつならきっと分かってくれるさ､ﾆｺｯ」

辰「はい」



３人が帰った後、俺は。



北「んだか」

戸「北山、だから彼は」

北「苦しんでいたんだな」

戸「‥‥っ」

北「騙した騙された、んな事で今更どうのこうの言ったって仕方ないじゃん」



そう言うと思った。



北「いいぜ会っても」

戸「心と心で接する、ﾌｯ」

北「宮田の言葉か、ﾆｺｯ」

戸「あいつ、いい事を言うよね」

北「あぁ」



こうして日は過ぎて行き、俺も負けずに頑張らなくちゃ。

そう思っていた矢先だった。



番頭「ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ、太夫、戸塚太夫！」



どうしたんだろ？

その日、珍しく番頭が慌ただしく俺の部屋へ飛び込んで来て。



番頭「大変です！」



思いも掛けない訃報が、自分の元へ届いたのは。