桜花楼の恋
第13章 恋乱舞い
・横尾side
太輔が尾張に帰った日の夜、屋敷内は静けさを増し。
玉「わた」
横「どうした裕太?こんな夜更けに」
玉「一緒に寝てい?」
横「‥‥っ」
玉「だめ?」
寂しそうな、その表情に。
横「ふっ、しょうがない朝になったら気づかれないよう部屋へ戻るんだよ」
玉「うん、ニコッ」
俺は、ついそれを許してしまい。
すると、裕太は嬉しそうに布団の中へ潜り込んで来て。
玉「んふふっ、暖かい」
バカ、そんなにくっつくんじゃないよ。
そして、なんにも気にせず懷へ顔を埋めると俺を見上げ。
玉「ニコッ」
その笑顔は反則だろ…ハァ
玉「ガヤは今、どこら辺にいるのかなぁ」
だが、口から出て来る言葉は太輔のことばかりで。
相変わらず、お前の頭の中には大好きな兄上のことしかないんだな。
そう、複雑な思いに駆られる。
玉「ミツも寂しい思いしているんだろうね」
横「あいつの傍には誰かしらいるようにしてある心配はいらない」
その言葉に、ニコッと微笑む裕太。
横「もう寝よ」
玉「ギュッとしてくれたら寝てもいいけど、クスッ」
横「はっ?」
玉「だってガヤはいつもそうしてくれてるもん」
あのなぁ…
俺は太輔の身代わりで、ここに寝泊まりさせられているわけ。
玉「じゃなきゃ寝つけない」
シャレにもならない、ハァ
太輔が尾張に帰った日の夜、屋敷内は静けさを増し。
玉「わた」
横「どうした裕太?こんな夜更けに」
玉「一緒に寝てい?」
横「‥‥っ」
玉「だめ?」
寂しそうな、その表情に。
横「ふっ、しょうがない朝になったら気づかれないよう部屋へ戻るんだよ」
玉「うん、ニコッ」
俺は、ついそれを許してしまい。
すると、裕太は嬉しそうに布団の中へ潜り込んで来て。
玉「んふふっ、暖かい」
バカ、そんなにくっつくんじゃないよ。
そして、なんにも気にせず懷へ顔を埋めると俺を見上げ。
玉「ニコッ」
その笑顔は反則だろ…ハァ
玉「ガヤは今、どこら辺にいるのかなぁ」
だが、口から出て来る言葉は太輔のことばかりで。
相変わらず、お前の頭の中には大好きな兄上のことしかないんだな。
そう、複雑な思いに駆られる。
玉「ミツも寂しい思いしているんだろうね」
横「あいつの傍には誰かしらいるようにしてある心配はいらない」
その言葉に、ニコッと微笑む裕太。
横「もう寝よ」
玉「ギュッとしてくれたら寝てもいいけど、クスッ」
横「はっ?」
玉「だってガヤはいつもそうしてくれてるもん」
あのなぁ…
俺は太輔の身代わりで、ここに寝泊まりさせられているわけ。
玉「じゃなきゃ寝つけない」
シャレにもならない、ハァ