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桜花楼の恋

第2章 最初の試練

・北山side

北「うわあぁーっ、かてぇかてぇよ抜けってばぁ」



その瞬間、激痛にも似た圧迫感が身体中を突き抜け。

俺は堪らなくなって叫んでしまう。



藤「いっ、痛かったか」

北「くっ、嘘つき何が痛くないようにするだ」

藤「悪い、だが最初にも言ったように俺だって初めてなんだからさ ハハッ」

北「そんな言い訳で許されると思ってるんじゃねぇよな早く抜け藤ヶ谷、キッ」



すると━



藤「ぷっ、クククッ」

北「なんで笑ってるんだわ」

藤「最高だぜお前、クスッ」

北「はっ?」

藤「自分が今、どんな状態になっているのか分かってて俺に食って掛かっているの?フッ」

北「なっ…カァーッ」



が、そう言われ顔を真っ赤にし俯いたら益々こいつ笑いまくりやがってよ。

くっそ、腹が立つ。



藤「かっわいぃ堪らない」

北「いっ、言うなそういうこと、クッ」

藤「なんで?俺の周りにはいない奴だぜ、フッ」



お前の周り?



藤「だから気に入ってしまったんだけど、しかし初めて尻の穴に挿れられてしまったっていうのに相手を睨みつけるとは流石にそこまでするとは思わなかったけどな」



こいつ、いったい何者?



藤「ってことで約束を破ってしまった分の埋め合わせはこの後しっかりしてやるから」



んだが、そんな俺を気にもせず藤ヶ谷は。

ヌプッ、ヌプッ!



北「うわっ、よせ、動かすんじゃね」

藤「じゃなきゃ意味がないじゃん クスッ」

北「やだっ、やっ、くっ」

藤「どうした?気持ちいいの、ニヤッ」

北「…ねぇ‥んな…こと‥ねぇっ…あっ」

藤「には見えないけど?」



マジっ、やばいぜこれ。

ふと頭の中にあの日、河合に突かれ乱れまくっていたトッツーの姿が浮かんで来る。

今の俺も、あんなふうになってしまっているというのか。



北「くあっ、あっ、ハァハァ」



んやだ認めね、んなのちっとも良くなんかないわ!クッ

グイッ!



北「ひっ、ビクン」



が、次の瞬間!

藤ヶ谷は俺の身体を後ろから抱え込むように膝の上へ乗せ。

両足を掴み、持ち上げて。ヌプッ、ヌチャ



北「うっあぁ、やっ、だっやっ、ああぁーっ」



出したくなくとも声が出てしまい。




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