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桜花楼の恋

第2章 最初の試練

北「むっ、無理だってば!んなデカいの入らねぇよ」



迫り来るその瞬間に、自然と俺の手にも力が入り握り拳となる。



北「やだっ、勘弁してくれ頼む」



でも、これはまだ始めの一歩でしかないことを俺は知っていた。



北「くあぁーっ、んな格好はずせこの紐、なぁーっ」



きっ、北山おまえ縛られているのか!?



北「んやだっ、やっ」



と、一瞬!声が途切れ間を置き。



北「うわあぁーっ、かてぇかてぇよ抜けってばぁ」



挿れられた、とうとう。

もう、後は流されないように必死で自我にしがみつき。

ただ、ひたすら相手が自分の中へ欲を吐き出すのを待つだけ。

そして、それはこれから何回も繰り返されて行く事になるんだ

ここにいる限りは、クッ

負けないで北山、俺と一緒に頑張ろう支えが必要なら自分がなるから。

強くなる俺も、こんなことに屈しないくらいに。

初めて、そう思った。

それは、売られて来てから1年以上が過ぎた頃のこと

北山と出会い。

自分の中で、何かが変わろうとしていた瞬間だったのかもしれない。

泣いてばかりいた俺が━




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