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蜜蜂オヤジ。

第13章 時差のむこう側。

『おはよう。桜さん…?今朝はいつもより朝早くなかった?』

優しく響く声で
お父さんが私に声をかけながら
朝の食卓に入ってきた…


ヤン…お父さんの声…
安心感がある…

なんで同じ親子でこうも違うんだろ?


私は薫とお父さんを比べてみた…


外見も内面も全然似ていない…
ちょっと
おかしくなり
プッ…と吹き出してしまった。

『あーママがやっと笑った~!やっぱりジイジの存在感ってすごい!』
カケルが余計なことを喋る


『なんか朝からあったのかね?』

大作は尋ねると

『ええ…。ほんとにイヤになっちゃいます!□…あ、またその件は後で…』

桜はそう答えて
カケルに登校をせかした。

テルがその時に目を覚ましたので
桜さんはテルを抱っこしに寝室に行った。

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