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蜜蜂オヤジ。

第6章 背徳感はクセになる。

『じゃあ、お父さん、私…このこたちを寝かせてきますね。お風呂ゆっくりと入ってくださいね。』
と桜さんは
かけると手を繋ぎ
テルを抱っこしながら
寝室へと向かっていった


『ジイジ!明日は遊ぼうね!きっとだよっ!』
カケルはおやすみの挨拶がわりに
明日の俺のスケジュールの予約をした

カケルは可愛いなぁ…

ちょうど
薫がまだカケルくらいの時
俺は仕事ばかりしてたよなぁ…

さぞかし
志帆は少しぐらいは
家のこと手伝ってよ!って
思っていたろうな……。

ふとそんなことを考えてしまった


よし!!
俺は決心した!


今夜の俺の夕飯の洗い物はちゃんと自分で洗おう

せめてそれぐらいのことは
ちゃんとしてあげないと
天国の志帆が怒りそうだからな……


俺は流しで
自分の夕飯の食器を洗ってから
風呂に入ることにした。

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