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蜜蜂オヤジ。

第10章 可愛い嫉妬。

食事を終えた
忍たちは
さっさと風呂に入り

柚さんが
『じゃあ明日は朝から忙しくなるので、先に休ませていただきますね』
そう挨拶をして
そそくさと部屋に消えていった…

忍が
本当にごめんね…
とでも言いたげな視線を
俺と桜さんに投げ掛けて
柚さんと部屋に戻っていった…


『相変わらず、忍兄ぃは尻に見事に敷かれちゃって… …しかし柚さんは図太いよね…』
と飽きれ顔で
俺と桜さんに話しかけた


『……やっぱりお前もそう思うか?』
と俺は返したが


『私は… 柚さんって、そんなことないと思いますよ…。』
そうニコニコと笑顔で答えた


ああっ…桜さんはやっぱり
天使じゃ!
決して人のことを悪く言わない!


俺は桜さんがとても愛しく思えた…

今ここで
海がいなければ
間違いなく桜さんを
抱き締めとるところだ…。


と、海が
『桜ちゃんてさ… いいこだよね!おれ、昔、薫兄ぃには悪いけど… …桜ちゃんのこと好きだったんだぜ!男として…』
と!

ナ、ナ、なんてことを言うんだ!
俺は返したがドキッとして
海を見た。

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