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きみの一閃で目覚めた恋心

第1章 ~一閃のプロローグ~

今では、普通に友達感覚で仲良くやっている。

「早く、緋絽さんに会いたい~」

緋絽さんとは、朝陽君の彼氏さんの事だ。

畑本緋絽(はたもとひろ)さん。

年齢は、俺よりも3つ上で空手の道場の講師をしているんだって。

「俺も早く、小太郎(こたろう)さんに会いたい」

小太郎さんとは、大喜君の彼氏さんの事だ。

小泉小太郎(こいずみこたろう)さん。

年齢は、俺より4つ上でBL作家の仕事をしている。

「信長さんは、誰か気になる人は居ないの?」

「お客の中に1人居るけど、まだ気になる程度で恋心はまだないよ」

2人と仲良くしている内に、2人からゲイで彼氏が居ると打ち明けられた。

彼氏は居ないけど、俺もゲイだって事を打ち明けたのがきっかけで、大喜君達との距離がかなり縮まったんだ。

「そっか~」

「もし、その客が来た時に近くに居たら教えてよ」

「うん、わかった」

それから、休憩時間が終わって俺達は作業に戻った。

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