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きみの一閃で目覚めた恋心

第1章 ~一閃のプロローグ~

◇梅田喫茶店・店内◇

「いらっしゃいませー!」

「3名です」

「では、8番テーブルにどうぞ」

夕方過ぎ、俺の気になる1人の客が友達2人を連れて中に入って来た。

「ご注文が決まりましたら、お呼び下さい」

俺は、厨房前へ行く。

すると、それぞれ他の客のオーダーを取っていた大喜君と朝陽君が、同じく厨房前まで来る。

「3番テーブル
ハヤシライス大盛りとコーヒー、カレーライス大盛りとコーヒーです」

「了解」

厨房へ、オーダーを通す大喜君。

「6番テーブル
バナナとマンゴーのヨーグルトパフェ2つです」

「了解」

朝陽君も、厨房へオーダーを通す。

「大喜君、朝陽君
俺が気になってる客いるよ」

「え?」

「どこどこ?」

「あの、8番テーブルの友達と喋ってる竹刀袋を持った人」

俺は、8番テーブルの方を見ながら教えた。

「あの人か」

「確か、週に2回ココに来る人か」

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