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きみの一閃で目覚めた恋心

第5章 ~正月のエピローグ~

「ゴメン、夕陽君
ちょっと、人混みに酔ったみたい」

殺気の感覚からして、1人や2人じゃないのは確かだ…。

「そうなんだ
大丈夫?」

「大丈夫だよ!」

このまま神社を出て、僕達は徒歩で梅田マンションへ向かった。

-???視点-

「「「「「……。」」」」」

◇文月家2階・郁の部屋◇

-郁視点-

「さてと、溜まってるBL本でも減らすかな」

この日の夜。

先生の家で夕飯を食べて少しして解散になり、1人で帰宅してから風呂に入って自分の部屋でゆっくりする事にした。

隼は、信長君とこに泊まりで明日の朝に帰って来る。

「……にしても、あの時の梅田神社での殺気はいったい…?」

一応、睦月(むつき)さん達に相談でもしようかな…。

睦月王牙(むつきおうが)さん。

死んだ実父と同じ警察官の人で、死んだ実父の上司。

「とりあえず、明日にでも相談してみよう」

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