ドラクエらんど【そらお編】
第2章 ドラクエらんど【そらお編】
「森の精霊たちよ、この者たちを癒しなさい」
その時。少女の声が聴こえたかと思うと、ポッ、ポッと蛍のような淡い光が暗闇を照らしだした。
「んっ? あんたはきょぬーのミーカちゃん!」
「えっ……やだ~! なんでマッパなのぉ~! ヘンタ~~イ!!」
「ミーカちゃん、パフパフじゃ~」
「シネ」
「なぁんだ。二人とも知り合いだったんだね」
サンタミュロースは二人のやり取りを見てフフッと笑った。
「あたしは踊り子なのよ! 癒すなら、あたしのハッスルダンスで癒してあげるわ!」
(※本編91ページ参照)
緑の髪を揺らしながら、ミーカは軽やかにステップを踏んだ。
踊るミーカの周りを、精霊たちが囲む。
「おお~! ミーカちゃんのきょぬーがポヨンポヨン揺れてて、ワシのムスコも元気になったわい」
そらおは100%元気になった。