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「ところでミーカちゃんに聞きたいのじゃが、アキラとまあやさんはどこに行ったのかの？」

「あっ、それがね……いつのまにかベルガラットの町からいなくなっちゃったの！」

「ふむ…」



そらおは手を顎に当てて考え込んだ。



「あのさ、そらおじいさん」



サンタミュロースが口を開いた。



「本来ならクリスマスプレゼントはひとつだけなんだけど、もうひとつクリスマスプレゼントがあるんだ」

「おお、またきょぬーのオネエちゃんかの？」

「まあ、見ててよ」



サンタミュロースはポケットの中からオモチャの船を取り出すと、それを地面に置いてなにやら呪文を唱え始めた。



「なんじゃ？」



するとオモチャの船はグングンと大きくなり、ミーカとそらおは慌ててその場から避難した。