ドラクエらんど【そらお編】
第2章 ドラクエらんど【そらお編】
次の日。
そらおを見習って、サンタもパンツ一枚で過ごすことにした。
「ふむ。なかなかいい体つきをしておるな」
二人は乾布摩擦をしたあと、朝食を食べて再び山菜取りに出掛けた。
松茸を取ろうとするとサンタが止めた。
「そらおじいさん、それは毒キノコだよ」
「なんと」
ずっと気づかなかったそらおに大爆笑するサンタ。そんなサンタの笑顔を見て、そらおもガハハと笑った。
二人は山菜と川で釣った魚を持って帰り、二日目の夜を過ごした。
「ねぇ、そらおじいさん。この写真の人は誰?」
そらおの部屋にある写真立てを指差すサンタ。
それはログハウスの前で微笑んでいる若い女性の写真だった。