嘘つきな唇
第1章 *瞳の誘惑*
「……雪奈……雪奈……
未来ちゃん帰ったよ~」
「……ん~♪……」
……はあ……雪奈……
完璧に寝ちゃったな~
……さて……どうすっか?……
……俺は……
雪奈の隣に座って暫く雪奈を見て居た……
……雪奈……綺麗だな……
肩までのサラサラのちょっと、
栗色掛かったストレートヘアー。
……大きく……良く動く綺麗な瞳……
スタイルも良いし声も可愛いい……
……雪奈……
こんな完璧じゃ雪奈の会社の男共、
ほっとく訳ねえよな……
……キス、したいな……
……ハッ、ヤバい!……
これじゃ俺ただの変態オヤジ
じゃねえか!……
……まあ……
俺が1人身ならとっくに、
雪奈の事口説いてるけども……
……雪奈……彼氏居んだろな……
……俺はまた……
雪奈の肩を揺すって見る。
……ダメだ……起きねえ!
今何時だ?1時かwww
……仕方ねえ……
今日はもう店閉めよ!
って開けてねえな、今日。笑
俺は店の掃除を軽くして、
ゴミ出しをして雪奈を、
抱き抱えると店を後にした。