嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
私が簡単な朝食を作り終えたら、
丁度ルウが出て来た♪
「……雪奈ただいま♪……」
「ルウお帰りなさい♪
ごめんね、朝食トーストで……」
「……なんで?……
全然いいよ♪美味そ♪卵焼き♪」
「ルウ食べましょ?コーヒーでいい?」
「うん!有り難う。雪奈♪
頂きまーす!」
「……どうぞ♪……」
「雪奈♪玉子焼き超美味い♪」
「……そう?良かった♪……」
するとルウが、
「……ねえ雪奈?……」
「なあに?ルウ……」
「……俺今日……
帰りちょっと延ばして雪奈帰って来るの、
ここで待ってちゃ駄目かな?……」
「……え?……」
「そろそろ話し進めたいんだ……」
「……ああそうね……
あ、でも今日は未来と、
ご飯食べる事になってるの……」
「ああそっか、じゃあ無理だな……」
「……ルウとの事……
未来には話して置きたいの。」
「……うんそうだね……それがいいよ……」
「でも終わってからでいいなら、
いいわよ?」
「……雪奈……
それじゃゆっくり未来ちゃんと、
楽しめ無いじゃん……」
「でも未来とは多分1時間くらいよ?
明日仕事だし……」
「……雪奈いいの?……俺待ってても……」
「……ええ……」
俺は雪奈には悪いと思いながら話しを、
先に進めたかったんだ……