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嘘つきな唇

第4章 *逃避行*




そして未来と私は仕事が終わり、
小料理屋に来て居た。


「いらっしゃいませ。谷川様ですね。」

「……はい……」

「どうぞこちらへ。」



私は夕方店に予約して居たから、
すんなり入れた。
私達は一番奥の離れに案内された。


「有り難うございます。」

「飲み物先にお持ちしますか?」

「未来どうする?」

「そうね、雪奈ビール飲む?」

「そうね。
じゃあ先に頂けますか?」

「かしこまりました。
こちらメニューでございます。」

「有り難う。」


そして女将が部屋を出て行き、
私達はメニューを選んだ。



「未来何がいい?コースにする?」


「雪奈、コース高くつくわよ?~」

「いいわよ♪せっかく料亭だもの♪
今日は特別♪」

「……わあお!……雪奈さまあ♪
ほんとにいいの♪」

「……いいわよ♪……
ここの料理美味しいし!何でも選んで♪」

「雪奈有り難う♪
ご馳走になりまあす!何がいいかなあ?~」

「……そうねえ♪……あ!
A特製コース美味しそうよ♪」



Aコースは松茸、茶碗蒸し、
天ぷら、お刺身の定番メニューだ♪



「……わあ贅沢!……いいの?雪奈様♪」

「いいわよ、じゃあそれにする?未来♪」

「……ええ♪……ご馳走様♪雪奈様♪」



……やっぱり未来は……
素直で可愛いい♪奢り甲斐があるわ♪

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