嘘つきな唇
第4章 *逃避行*
未来と別れて私は急いで、
ルウが待つマンションに帰る♪
「……ルウ?……ごめんなさい。
遅くなっちゃった。今から帰るわ。」
と、私はルウに電話を入れた。
するとルウが、
「……雪奈?……迎えに行こうか?」
「……ううん……もう直ぐに、
着くから大丈夫よ♪」
「ほんとに大丈夫か?……」
「……ええ……
ルウお腹空いてない?大丈夫?」
「……ああ♪……
適当に食ったから大丈夫だよ♪
雪奈気を付けて帰れよ?」
「ルウ有り難う♪」
私はマンションの近くの、
ケーキ屋さんでケーキを買う事にした♪
……私は……
早く帰ってルウの顔が見たかった♪
……だけど未来と……
話せてほんとに良かったわ……
未来が理解してくれた事が、
私は心底嬉しかった……
他の誰も解って貰え無くても、
未来だけが理解してくれたら、
それでいいと思った……