嘘つきな唇
第6章 *最愛*
「……ルウ!いらっしゃい♪……」
「……雪奈♪……
これ俺からも花束♪7年間お疲れ様!」
「……ルウ有り難う♪……
ルウからも花束くれるなんて!
嬉しい!綺麗ね♪」
私の部屋に入るなりルウが、
びっくりした声を上げた!
「……って!!……雪奈凄い花だね!!」
「でしょ!会社の皆が来れたの♪」
「……そうなんだ!……
これ全部雪奈が持って帰ったの?
大丈夫だった?……」
「……ええ大丈夫よ♪……
途中でお花屋さんに間違えられたけど。笑」
「……えっ、お花屋さん?……
アハハ確かにお花屋さんだね♪
でもマジで綺麗だな♪」
「そうね♪ルウも有り難うね♪
ルウのお花も早速生けてくるわね♪」
「……ああ、有り難う♪……」
「……あ、ルウ!……コーヒーでいい?」
「うん、サンキュー雪奈♪」
……俺は雪奈に贈られた……
花束を見て考えた……
……雪奈は会社にとって……
やっぱり重要人物だったんだな……
……花束の量で人望差が解る……
……雪奈……ほんとにごめんな……
……俺なんかの為に……
……俺は雪奈に……
申し訳無い気持ちで一杯だった……