嘘つきな唇
第1章 *瞳の誘惑*
「……ねえルウ……
私やっぱり帰った方が?……」
「……なんで?……」
「……だってなんかルウ元気無い……」
「……そう思ったら雪奈が癒してよ……」
「……え、ルウ?……」
「……ごめん嘘だよ……
マジで何でも無いから雪奈居ていいよ?」
「……でも……」
「……や……むしろ居て?……」
「……ルウ……
ルウがそう言うなら……」
「……サンキュー♪雪奈……」
そう言うとルウは私の頭を、
軽くポンと叩いた。
「……ルウ……
彼女とかここに来たりしないの?……」
「……雪奈……やけにそこに、
こだわるねえ?ww」
「……だって……」
「……雪奈もしかして……
俺に惚れちゃったの?♪」
「……な、何よ……そんな事無いわよ!」
「……ぶっ!……雪奈顔真っ赤だけど。笑」
「……これはその今ちょっと熱いからよww」
「……そ?……」
「……そう、よ……」