嘘つきな唇
第1章 *瞳の誘惑*
「……雪奈……
未来ちゃんのお説教終わった?笑」
「……ええ……
何処に居るの?って聞かれたわ。」
「……ハハッ……
行こっか♪嘘つきお嬢さん。笑」
「……ルウ!……ひどーい!」
「……ワリー!……ジョークだから♪」
「いいわよ!ルウお待たせ♪」
駐車場に止めてあった、
ルウの車の助手席に手招きされた。
「……雪奈……乗って?」
「……ルウ……有り難う♪」
「てか雪奈何処の海に行きたい?
まあ最もそんな遠くには……」
……何処でもいい……
貴方と一緒なら……
「……ルウの……
行きたい海でいいよ♪」
「……うーん……
何処行くかなあ~取り敢えず、
車走らせるか♪」
「……ルウって……
そう言うとこ行動的ね♪」
「……そ?……
だってせっかく雪奈と、
一緒に居るのに時間無駄に、
したくねーし♪」
「……ルウ……有り難う♪」
……ルウの……
運転してる姿は悔しいけど、
滅茶苦茶カッコいい……
……ルウは……
横顔もイケメンなんてズルい……
「……ん?雪奈……どうかした?……」
「……え?……
な、何でも無いわ/////」
「……雪奈……
ここから一番近い海にしよっか?
ほんとは遠出とかしたいけど、
今日はごめんね?」
「……ううん……嬉しいわ♪」