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「……雪奈……
手、握ってていい？……」







「……ルウ……い、いわよ……」







……ルウは……
それからずっと私の右手を握って居た……



……私は……
ルウに握られてる右手が熱くて……








……熱くて熱くて……








……ルウに私の気持ちが……
伝わってしまうんじゃ無いかって……



……ただそれだけが怖かった…………



……私の気持ちはけしてルウには……
伝えてはいけないと思ったから……



……ルウにはきっと……
大切な恋人が居るはずだから……



「こーら雪奈！また何か考えてる？」

「……えっ……な、何も！
ルウはカッコいいなーって♪」

「嘘つき雪奈ww解るよ！
雪奈が何か考え事してる時はwww」

「……どうして？……」

「だっていつも突然黙り込むし。笑」


「……すみません。焦……」

「何？彼氏の事でも考えてた？」

「……まさか！……
彼氏なんて居ないもの！」

「……嘘！……
雪奈居ないの？俺絶対に居ると思ってたよ～」

「……残念ながら……居ません！」

「……そっか！……
変な事言ってごめんね？」

「……別にいいけど……」



そして車を走らせる事1時間。
ようやく目的地の海に辿り着いた♪