無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「……着いたあ！……
んー！気持ちいー風♪」






「ルウ♪ほんとにお疲れ様！」








「いいえ♪下降りよっか？」

「……ええ♪……」







……ルウはまだ私の手を離さ無い……








……ルウ私……期待しちゃうじゃ無い……







「……わあ！綺麗！……」

「……すっげえ綺麗！……」



真夏の海だと言うのに平日のせいか、
人も疎らでほとんど、
ルウと二人だけの世界だった……



「……雪奈……おいで？座ろうぜ♪」

「……ええ♪……」



私も海に来たのはほんとに、
久々だったからやっぱり嬉しい♪



……するとルウは……
自分の革ジャンを脱いで、
私に座るようにしてくれた。



「ダメよ！ルウが寒いじゃ無い！」

「……俺は大丈夫だよ♪……」

「……でも……」

「……いいから♪……
雪奈は女の子でしょ？♪」

「……ルウ有り難う……」



……ルウはやっぱり優しいんだと思う……




……私がルウを……
好きになったのもその変も理由の一つだ。