嘘つきな唇
第10章 *新しい扉*
「……てか雪奈♪……
市場って言ったらやっぱり、
カニじゃ無い?」
「……そうね♪……でも、
大阪の市場にも海の幸あるのかしら?」
「……あっそうか!……
でもこんだけデカいしあるだろ♪
売ってたら今夜早々カニ食べない?」
「いいわよって、手料理はいいの?」
「……じゃあ!……
カニに合ったサイドメニュー、
何か雪奈に作って欲しいな♪」
「……うーん……大丈夫かしらww」
「……じゃあ!……カニは、
明日でもいいよ♪保存出来るし♪」
「……そう?ちょっと……
考えてみるわ♪」
「……うん♪……取り敢えずカニ探そ♪」
「……そうね♪……」
俺達は市場を何件か廻って、
お目当てのカニを探した♪
するとやっぱりこれだけ、
デカいからどの市場にも売ってた♪
「……雪奈♪ホラ!……カニ売ってる♪」
「……ほんとだ!……ルウ♪
良かったわね♪」
「……うん♪どれがいい?……
迷うなあww」
「うんwwあんまり高くてもあれだから、
5千円ぐらいのは?……」
「……そうだね♪……じゃあ、
5千円ぐらいので探そう♪」
「……ええ♪……」
……すると……
5千円でもなかなか身が入って、
居そうなカニが見つかった♪
「……雪奈♪……これにしない?」
「……そうね、いいかも♪……」
俺達はカニと魚と明太子と岩のりと、
言わば海の幸を大量に買って、
取り敢えず今日はこれで帰る事にした♪