
嘘つきな唇
第2章 *ルウの秘密*
……雪奈Side……
……私はお風呂に入った……
……気持ちいい……
全てから解放された気分……
……私は……
こんな所まで来てどうするの……
……こんなに私は大胆な娘だったの……
……ほんとに私はこれからどうするの?……
……ふと……
鏡に移った自分の体を見つめる……
……私の体は……
破局に終わった恋人一人しか、
知らない体だ……
27にもなるのに男性経験は凄く少ない……
……それは私に臆病な所があるからだ……
……でも……
ルウを知った今凄い大胆な私が居る……
……私が……
ぶつかって行ったらルウは、
受け止めてくれるだろうか……
……そして……
体を洗いまたお風呂に浸かって、
私はお風呂から上がった。
気持ち良すぎて少しボーッとしてる。笑
……体が熱い……
体の奥から体温が迸る感じだ……
「……お待たせルウ……」
「……雪奈お帰り♪気持ち良かった?♪」
「ええとっても♪ルウも入って来て♪」
「ああ♪行って来るな♪」
「ええ、ルウゆっくりしてね♪」
「……ああ♪……
冷蔵庫に飲み物冷えてるから、
飲むといいよ♪」
「……有り難う……」
……そして私は……
冷蔵庫を開けてビールを手に取った♪
風呂上がりにビールなんて、
なんだかオヤジみたいね。笑
……とか思いながら。笑……
