
嘘つきな唇
第2章 *ルウの秘密*
「マジ美味そ♪じゃあ食べよっか♪」
「……ええ♪……」
「……頂きまあす♪……」
「美味ーい♪雪奈美味しいね♪」
「ほんと!美味しい♪」
料理はほんとに美味しかった♪
「……雪奈……
食べたら帰るから……」
……帰りたく無い……
……もっとルウと一緒に居たい……
……帰ったら……
今度はいつルウと逢えるの?……
……またルウと逢う事は出来るの?……
……雪奈がまだ……
俺と一緒に居たいって解ったけど……
……俺も……
そろそろ帰らないとマジでヤバいから……
……ずっとまた……
女からLINEが入りっ放しだったから……
それが嫌で俺はスマホの電源を、
ずっと切ってたけどさっき俺は、
電源入れて履歴見てゾッとした……
……ストーカーかよww……
「……雪奈解った?……」
「……ええ……」
「……雪奈ごめんな?……」
……だけど……
神様は雪奈に味方したんだ……
……不意に起こったアクシデントだった……
