
嘘つきな唇
第2章 *ルウの秘密*
……女の説教は……
15分も続居た……
俺がどんなに事情を女に、
説明しても全然電話を切らない。
……俺が……
謝って宥てやっと納得して電話を切った。
まあ心底納得なんかして無いんだろうけど……
……俺は……
電話を終えて部屋に戻る。
雪奈も電話が終わって居た。
「……雪奈ごめん……待たせた!……」
「……ううん……
ルウは大丈夫だった?揉めたの?……」
「……ああちょっとな……
でも大丈夫だよ♪
雪奈の方こそ大丈夫か?……」
「……ええ……大丈夫だったわ♪」
「……そっか良かったよ……
けど今からどうする?
夕飯までだいぶあるな?」
「……そうねえ……」
「この雨じゃ何処にも出れ無いし。」
「……ええ……」
……マジでどうする……
「……ルウごめんなさい……
やっぱり一緒に泊まるなんて、
迷惑だった?……」
「……なんで?……」
「……だって……
ルウの顔ちょっと困った顔してるもの……」
「……え?……
全然そんな事無いよ…?
雪奈が謝る事じゃ無いだろ?……」
……雪奈を見たら……
少し泣きそうな顔をして居た……
