嘘つきな唇
第3章 *決心*
……情事が終わっても俺達は……
暫くシーツの中に居た……
……ああでも……
いい加減起きなきゃ朝が来る……
……すると雪奈が……
「……ルウ……なんだか不思議ね……」
「……ん?……どうかした?……」
「……だって……
ルウに出逢ったのは昨日なのよ?
全てたった1日で起こった、
出来事なんて信じられないわ……」
「……そうだな……
確かに不思議♪でもきっと、
俺雪奈じゃなかったら、
こんな風にはならなかったよ……」
「……ルウ幸せよ……」
「……雪奈俺も……
雪奈に出逢えて幸せ……」
……そして俺は優しく……
雪奈におはようのキスをした……
「……雪奈……
そろそろ起きようか?
今日こそ帰らなきゃな……ずっと……
雪奈とこうして繋がって居たいけど……」
「……ルウ……」
……昨日まで……
あんなにうるさく降り続いていた、
雨も雷もいつの間にか止んで居た……
……昨日とはうらはらに……
今日はよく晴れて居た……